アーカイブ

ブランドの条件

自分を客観的に見ることは、つまりセルフマーケティングということである。それは自分で自分を「生かしきる」究極の方法だ。最初は勇気がいるし、見たくない部分もあるが、それを乗り越えると自信が持てるようになり、いつもリラックスしていられる。自分をよりよく表現する外見を千に入れたら、確実に出会いが増える。リストや友だちや、たくさんの方法を活用して、見た目十割な女になろう。ひと昔前はメーカーと言っていたものが「ブランド」と便利な言葉で呼ばれるようになって、その内容はもうずいぷんと長く玉石混交の様相だった。なんでもかんでもブランドと名づければありがたみがある、という時代は、しかしそろそろ終わりに近づいているように思う。佳吉ブランドを思うとき、わたしの頭の中には「背骨」という言葉が浮かぶ。はかなく移り変わるファッションの世界にあって、流行という荒波をどんなにかぶろうとも、しっかりした「中心軸」を持って海の底に腰をすえているもの。変わらない美しさという、まっすぐで強靭な背骨があるかどうか、それがわたしにとってブランドの条件である。