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NHKの問題も表面化

NHK/民間放送の併立二元体制は、それぞれの長所を発揮し、短所を補う理想的で世界に冠たる放送制度と自画自賛する向きもあるが、テレビの普及・成長期にはともかく、成熟期に入ると、欠陥が大きく目立つようになったと指摘できる。高度成長期は良かったが、バブルが崩壊すると大混乱の日本経済と相通ずるところがある。民放の低俗化だけでなく、NHKの肥大化批判、NHK一極集中批判など、NHKの問題も表面化した。二元体制が、本来の姿から逸脱し、もたれ合い、なれ合いに堕し、競争と相互批判による民主的な報道、表現を達成することは遠くなりつつある。番組は多楡陛を失い、地域社会に密着したローカル放送も退潮している。テレビのこのような実態のカゲで、さらに深刻な問題を抱えるのは、ラジオである。日本では、視聴者の関心をテレビに集中、偏重させる風潮が強く、放送全体にも歪みを大きくしていることが見逃せない。特に民放ラジオではラジオ再興のための様々な試みもされたものの、経営的には追いつめられていることは否定できない。アメリカなどでは、テレビ時代にも、ラジオが小まわりのきく特性を生かし、多様な表現を生かす場として、成長していることと比較される。テレビ、ラジオ、放送全体に対して、社会的関心と批判の高まる中で、視聴者の間からは、メディアに対する関心をさらに高め、理解を深め、批判する能力を強めるためにはいわゆるメディア・リテラシーを身につけることの重要性が放送の場合には特に指摘されている。グルメ雑誌danchyuで連載の「一食入魂」は小山薫堂さん執筆。紹介の天つゆのない大阪の天ぷら屋は一度行ってみたいですね。彼はオレンジ・アンド・パートナーズという会社経営のほか、デザインで有名な大学の講師を務める小山薫堂さんです。